今週の概況
ロシアのウクライナ侵攻により大きな値動きがあった一週間となり、KABUTOは1年3か月ぶりに自動損切を実施するなど一部マイナス収支もありました。
非常に大きなトレンドが発生していたこともあり他のEA提供者の様子を見ると稼働停止を推奨若しくは稼働している提供者は強制ロスカットになっている様子も散見されました。
結果的にKABUTO以外のEAはプラス収支となりましたが現在は有事であるため、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまではEAを運用されている方は十分にご注意ください。また、一部FX会社ではロシア・ルーブル(RUB)関連通貨ペアの取引が中止されているケースもあるようなので、運用通貨ペアに合わせて適切な対応を取ってください。
KABUTO
EA概要
ナンピン仕様でありながら、証拠金に合わせたロットの自動調整、値動きの激しい週末・週明けの自動停止、強制ロスカットを防ぐための自動損切機能を備えたEAです。
月利は10%を目標としているため爆発力はありませんが、バックテスト、フォワードテスト共に非常に安定感があり手堅い運用が可能です。
運用
2020年3月より証拠金50万円を設定し、手動での稼働停止や損切は行わずに「完全放置」で運用中です。
2020年は2度ほどの自動損切がありましたが、2021年は自動損切も発生せず、順調に収益を積み上げています。
2/24に1年3か月ぶりの自動損切を実施したものの、2021年1月からで考えると未だ利益率が100%を越えている状況です。
近況
ロシア-ウクライナが紛争中という有事であるため、本来であれば過去の相場変動状況に鑑みEA運用を停止すべきところですが継続して放置運用を実施した成績を公開しています。
繰返しになりますが、2/24に1年3か月ぶりに自動損切を実施したことにより、今週の収支はマイナスとなりました。ロット自動調整機能により複利運用を実施している関係で比較的大きな金額の損切となったことで2022年度通算でもマイナス収支に転じました。
ただし、KABUTOは年に数回の自動損切は織り込み済みであり、強制ロスカットとは異なり継続運用ができる状況に留めています。今回のような相場の急変動が頻発しなければ数か月で取り戻せると考えています。
※自動損切の実施は織り込み済みとはいえ、あくまでも「平時」の放置運用を想定しておりますので、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは運用を見合わせる等、十分に注意して運用することをお勧めします。
- 自動損切
強制ロスカットにならないために、EAで用意した早期に損切を実施する機能です。
マイナス決済とはなりますが、証拠金を残すことができるため継続取引ができます。 - 強制ロスカット
取引に必要な証拠金が不足し、FX会社により強制的に損切を実施されることです。
証拠金分全てがFX会社により損切されるため証拠金がゼロとなります。取引を再開する場合は、改めて証拠金を投入する必要があります。
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/21 | 1,504,670 | 2022/2/26 | 1,070,455 | -434,215(-28.86%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 1,217,118 | -146,663(-12.05%) |
NPSS_EA
EA概要
ナンピン仕様で、ポジション間隔、利確pips等柔軟に設定を変更できるEAです。
通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて低リスクの運用から高収益を狙える設定まで柔軟に調整可能です。
但し、本EAはナンピンの利用経験があり運用イメージがついている方、また必要に応じてご自身で裁量取引のご判断ができる方へのご利用を推奨しています。KABUTO同様、週末停止や自動損切機能も保持していますが、ON/OFFのコントロールも運用する方にて設定いただきます。
運用
50万円以下の証拠金での運用をイメージしたパラメータ設定を実施した場合の実績となります。
長期運用を見据えて最低ロット(0.01)で「EURUSD」、「GBPUSD」、「EURJPY」の3通貨での運用を行っています。
本来は裁量判断も行いながらの運用が必要ですが、実績公開用口座は「放置運用」のため、安全のために500万円の証拠金で運用を開始しています。
今後通貨ペアを絞っての運用も検討中です。
近況
2/24の大きな相場変動にも順調に利確を重ねたことで従来以上に利益が上がった1週間となりました。
ただし、大きな利益を狙わずに早期に利確するという設定が功を奏して運よく利確する状況であったため、決して安定運用だったとは言い難い状況です。
繰返しとなりますが、NPSSは裁量取引のご判断ができる方向けのEAとなります。
パラメータ設定についても「平時」の運用を想定しておりますので、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは自動損切機能をONで運用する若しくは運用を見合わせる等、十分に注意することをお勧めします。
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/21 | 9,111,104 | 2022/2/26 | 9,383,159 | +272,055(+2.99%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 9,037,574 | +345,585(+3.82%) |
NPSS_EA(高収益設定)
EA概要
ナンピン仕様で、ポジション間隔、利確pips等柔軟に設定を変更できるEAです。
通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて低リスクの運用から高収益を狙える設定まで柔軟に調整可能です。
運用
既存ユーザの方からのご要望を受け、NPSS_EAの高収益バージョンのデモ稼働を開始しました。
通常運用の設定との違いは以下の通りです。
- 通貨ペア:比較的値動きのある「EURJPY」「USDCHF」「GBPUSD」に設定
- 初期ロット数:0.1に設定
既存設定に対して高い収支を期待できる一方でリスクがあるため、実際の運用では一部手動での停止作業等が必要になる見込みです。 今回は実験の意味を込めつつ「完全放置」で動かしてみようと思います。
本来あるべき運用とは異なり「完全放置」運用を行うため、余裕を見て約1,000万円の残高で運用を行っています。仮にロスカットととなった際には再度1,000万円の口座で運用を開始する予定です。
近況
直近1週間で「約119万円」の利益となりました。
2/24の大きな相場変動で一部通貨ペアで大きな含み損を抱えていますが、その他通貨ペアで順調に利確を重ねたことで従来以上に利益が上がった1週間となりました。
これまでに得た利益も含めた運用を行っているため強制ロスカットにはなりませんでしたが仮に1000万円の証拠金で運用していた場合は一時的に強制ロスカットになるほどの大きな相場変動となり、今週末はGBPUSDは630万円ほどの含み損を抱えている状況です。
高収益設定は名前の通り大きな収益を上げることができる設定ではありますが、反面リスクも高い設定となっているためロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは自動損切をONにして運用する若しくは運用を見合わせる等、十分に注意することをお勧めします。
証拠金180万円で1週間単位で単利運用する場合の収益シミュレーション
不定期なロスカットを前提として、本設定の必要証拠金180万円で単利運用を実施した場合の収益を掲載します。
稼働後18週間が経過
⇒4週は損切・・・計:-720万円
⇒14週は利益・・・計:+1120万円(平均約80万円/週)
⇒収益(利益ー損切額)=約400万円
【再掲】単利運用の例
- 稼働初期はまず元本の回収を目標として毎週必ずその週の利益を出金(または別口座に退避)する
- 元本回収が完了したら、運用時のドローダウンの低減を目的として、運用額を少しずつ上げていく
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/21 | 23,433,748 | 2022/2/26 | 24,621,587 | +1,187,839(+5.07%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 17,768,715 | +6,852,872(+38.57%) |
高収益版を10万円からの低資金で運用できる設定情報をご提供開始しました!
証拠金が本公開実績は1000万円の証拠金で運用していますので、1/100の証拠金の10万円の証拠金で運用する代わりに利益も1/100の約8000円/週程度が想定されます。
(上記実績と同期間運用していた場合は、12.6万円程度の収益が上がっている計算となります。)
ご興味がある方は公式LINEにてお問合せください。
LIFDSS_EA
EA概要
ループイフダン(トラリピ)型のEAです。(レンジの中央値を決めて、中央値に収束していくことを想定してトラップを張るイメージです。)通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて柔軟な設定が可能です。
運用
10/25から以下のパラメータ設定で稼働しています。
・通貨ペア :USDJPY
・初期証拠金 :\500,000
・レンジ中央値 :110.00
・トラップ本数 :100本(レンジ中央値から片側50本)
・トラップ間隔 :20pips
・ロット :0.02
運用のポイント
- 過去相場のレンジを再確認し、前後1000pips(100~120円/USD)の値動きをカバー
- 運用開始価格50万円で月利2%を見込めるロット数/レンジ幅を算出
KABUTO-Projectでは上記のような観点で最適なパラメータ設定を算出する手段として、「シミュレーション表Excel」を無料配布しています。
お申込みいただいた方にはもれなくお配りしているため、パラメータ検討の際にご利用ください!
近況
今週のUSDJPYはロシア-ウクライナ情勢の影響で急落、急騰を繰り返す相場となったことで、目標値以上の収益を上げる結果となりました。
ナンピンEAと異なり100~120のレンジ相場内に収まっていたため安定した収益を上げていますが、有事でもあるため120を突破することも考えられます。資金を追加してレンジを広げることや思い切って含み損を損切して沈静化を待ってレンジを見直す等、十分に注意して運用することをお勧めします。
収支
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/21 | 568,664 | 2022/2/26 | 572,594 | +3,930(+0.69%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 544,982 | +27,612(+5.07%) |
各EAの詳細や、運用までの流れなどご興味ある方はご利用の流れをご確認ください。
2021年の年間収支をまとめた記事もありますので、是非年間収支もご確認ください。