今週の概況
継続しているウクライナ情勢の悪化に伴い、日本時間金曜夜にヨーロッパ関連の通貨ペア全てにおいて大きな下落トレンドが発生し、その影響でKABUTOが自動損切を行いました。
先週の週報からの繰り返しの記載となりますが、現在は有事であるため、EAによっては稼働の停止を含め、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまではEAを運用されている方は十分にご注意ください。
KABUTO
EA概要
ナンピン仕様でありながら、証拠金に合わせたロットの自動調整、値動きの激しい週末・週明けの自動停止、強制ロスカットを防ぐための自動損切機能を備えたEAです。
月利は10%を目標としているため爆発力はありませんが、バックテスト、フォワードテスト共に非常に安定感があり手堅い運用が可能です。
運用
2020年3月より証拠金50万円を設定し、手動での稼働停止や損切は行わずに「完全放置」で運用中です。
2021年は一度も自動損切は実施しなかったものの、今年に入ってロシア-ウクライナ間の紛争に伴い、2/24引き続き、3/4に本年2度目の自動損切を実施しました。
近況
ロシア-ウクライナが紛争中という有事であるため、本来であれば過去の相場変動状況に鑑みEA運用を停止すべきところですが継続して放置運用を実施した成績を公開しています。
3/4に本年2度目の自動損切を実施したことにより、今週の収支はマイナスとなり、2022年度通算のマイナスも大きくなっています。
※自動損切の実施は織り込み済みとはいえ、あくまでも「平時」の放置運用を想定しておりますので、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは運用を見合わせる等、十分に注意して運用することをお勧めします。
- 自動損切
強制ロスカットにならないために、EAで用意した早期に損切を実施する機能です。
マイナス決済とはなりますが、証拠金を残すことができるため継続取引ができます。 - 強制ロスカット
取引に必要な証拠金が不足し、FX会社により強制的に損切を実施されることです。
証拠金分全てがFX会社により損切されるため証拠金がゼロとなります。取引を再開する場合は、改めて証拠金を投入する必要があります。
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/28 | 1,070,455 | 2022/3/5 | 657,806 | -412,649(-38.55%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 1,217,118 | -559,312(-45.95%) |
NPSS_EA
EA概要
ナンピン仕様で、ポジション間隔、利確pips等柔軟に設定を変更できるEAです。
通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて低リスクの運用から高収益を狙える設定まで柔軟に調整可能です。
但し、本EAはナンピンの利用経験があり運用イメージがついている方、また必要に応じてご自身で裁量取引のご判断ができる方へのご利用を推奨しています。KABUTO同様、週末停止や自動損切機能も保持していますが、ON/OFFのコントロールも運用する方にて設定いただきます。
運用
50万円以下の証拠金での運用をイメージしたパラメータ設定を実施した場合の実績となります。
長期運用を見据えて最低ロット(0.01)で「EURUSD」、「GBPUSD」、「EURJPY」の3通貨での運用を行っています。
本来は裁量判断も行いながらの運用が必要ですが、実績公開用口座は「放置運用」のため、安全のために500万円の証拠金で運用を開始しています。
今後通貨ペアを絞っての運用も検討中です。
近況
平常時程度に利益が上がった1週間となりました。
ただし、日本時間金曜夜の値動きにより、現時点でEURJPY通貨ペアで含み損を抱えている状況となり、次週以降の利確を目指している状況です。
繰返しとなりますが、NPSSは裁量取引のご判断ができる方向けのEAとなります。
パラメータ設定についても「平時」の運用を想定しておりますので、ロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは自動損切機能をONで運用する若しくは運用を見合わせる等、十分に注意することをお勧めします。
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/28 | 9,383,159 | 2022/3/5 | 9,567,162 | +184,003(+1.96%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 9,037,574 | +529,588(+5.86%) |
NPSS_EA(高収益設定)
EA概要
ナンピン仕様で、ポジション間隔、利確pips等柔軟に設定を変更できるEAです。
通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて低リスクの運用から高収益を狙える設定まで柔軟に調整可能です。
運用
既存ユーザの方からのご要望を受け、NPSS_EAの高収益バージョンのデモ稼働を開始しました。
通常運用の設定との違いは以下の通りです。
- 通貨ペア:比較的値動きのある「EURJPY」「USDCHF」「GBPUSD」に設定
- 初期ロット数:0.1に設定
既存設定に対して高い収支を期待できる一方でリスクがあるため、実際の運用では一部手動での停止作業等が必要になる見込みです。 今回は実験の意味を込めつつ「完全放置」で動かしてみようと思います。
本来あるべき運用とは異なり「完全放置」運用を行うため、余裕を見て約1,000万円の残高で運用を行っています。仮にロスカットととなった際には再度1,000万円の口座で運用を開始する予定です。
近況
直近1週間で「約71万円」の利益となりました。
2/24値動きで発生した含み損を継続保有しながらの取引となったため、平時未満の収益となりました。
これまでに得た利益も含めた運用を行っているため強制ロスカットにはなりませんでしたが、3/4の値動きも伴って、引き続き含み損を抱えている状況です。
高収益設定は名前の通り大きな収益を上げることができる設定ではありますが、反面リスクも高い設定となっているためロシア-ウクライナ情勢が沈静化するまでは自動損切をONにして運用する若しくは運用を見合わせる等、十分に注意することをお勧めします。
また、高い収益により2,500万円以上の口座残高となっている状況に対し、多くのユーザより口座残高のリセットの要望を受けているため、次週以降は再度1,000万円口座での運用結果を報告していく予定です。
証拠金180万円で1週間単位で単利運用する場合の収益シミュレーション
不定期なロスカットを前提として、本設定の必要証拠金180万円で単利運用を実施した場合の収益を掲載します。
※ロシア-ウクライナ戦争期間中は稼働停止した場合のシミュレーションとします。
稼働後17週間が経過(2022年2月14週末時点)
⇒3週は損切・・・計:-540万円
⇒14週は利益・・・計:+1120万円(平均約80万円/週)
⇒収益(利益ー損切額)=約580万円
【再掲】単利運用の例
- 稼働初期はまず元本の回収を目標として毎週必ずその週の利益を出金(または別口座に退避)する
- 元本回収が完了したら、運用時のドローダウンの低減を目的として、運用額を少しずつ上げていく
収支
※単位:円
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/28 | 24,621,587 | 2022/3/5 | 25,330,438 | +708,851(+2.88%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 17,768,715 | +7,561,723(+42.56%) |
高収益版を10万円からの低資金で運用できる設定情報をご提供開始しました!
証拠金が本公開実績は1000万円の証拠金で運用していますので、1/100の証拠金の10万円の証拠金で運用する代わりに利益も1/100の約8000円/週程度が想定されます。
(上記実績と同期間運用していた場合は、12.6万円程度の収益が上がっている計算となります。)
ご興味がある方は公式LINEにてお問合せください。
LIFDSS_EA
EA概要
ループイフダン(トラリピ)型のEAです。(レンジの中央値を決めて、中央値に収束していくことを想定してトラップを張るイメージです。)通貨ペアを含めて自由にパラメータ設定が可能なため、運用する方の好みに合わせて柔軟な設定が可能です。
運用
10/25から以下のパラメータ設定で稼働しています。
・通貨ペア :USDJPY
・初期証拠金 :\500,000
・レンジ中央値 :110.00
・トラップ本数 :100本(レンジ中央値から片側50本)
・トラップ間隔 :20pips
・ロット :0.02
運用のポイント
- 過去相場のレンジを再確認し、前後1000pips(100~120円/USD)の値動きをカバー
- 運用開始価格50万円で月利2%を見込めるロット数/レンジ幅を算出
KABUTO-Projectでは上記のような観点で最適なパラメータ設定を算出する手段として、「シミュレーション表Excel」を無料配布しています。
お申込みいただいた方にはもれなくお配りしているため、パラメータ検討の際にご利用ください!
近況
先週に引き続き、はロシア-ウクライナ情勢の影響で急落、急騰を繰り返す相場となったことで、目標値以上の収益を上げる結果となりました。
ナンピンEAと異なり100~120のレンジ相場内に収まっていたため安定した収益を上げていますが、有事でもあるため120を突破することも考えられます。資金を追加してレンジを広げることや思い切って含み損を損切して沈静化を待ってレンジを見直す等、十分に注意して運用することをお勧めします。
収支
集計単位 | 検証開始日 | 開始時点口座残高 | 集計日 | 集計時点残高 | 収支(利益率) |
週間 | 2022/2/28 | 572,594 | 2022/3/5 | 576,948 | +4,354(+0.76%) |
2022年通算 | 2022/1/3 | 544,982 | +31,966(+5.87%) |
各EAの詳細や、運用までの流れなどご興味ある方はご利用の流れをご確認ください。
2021年の年間収支をまとめた記事もありますので、是非年間収支もご確認ください。