本記事について
KABUTO-Projectにて、にLIFDSS_EA(Loop If Done SelfService _ ExpertAdvisor)をリリースいたしました!
Loop If Done はイフダン注文の繰返しを行う手法であり、マネースクエアのトラリピ®やアイネット証券のループイフダン®に類似した手法となります。
本記事では、LFIDSS_EAのご紹介と併せて、Loop If Done取引の基礎知識もご紹介していきます。
LIFDSS_EAとは?
Loop If Done SelefServiceの頭文字を取って「LIFDSS_EA」と名付けたKABUTO-ProjectのオリジナルEAです。
KABUTO-Projectでは、「LIFDSS_EA」の他にも、「NPSS_EA(Nanping SelfService_EA)」というEAをリリースしておりますが、SelfServiceと銘打っている通り多くのパラメータを自由度高く設定いただくことで、ご自身の好みに合わせた運用を実施いただけるEAとなっております。
※NPSS_EAについては2020/9に既にリリースされており個別記事とはしていませんが、KABUTO-ProjectのEAのご紹介記事がございますのでご興味のある方はご参照ください。
Loop If Doneとは?
Loop If Doneは、イフダン取引を繰り返す(ループする)という取引となります。
そのため、まずイフダン取引を理解する必要があります。
イフダン取引の概要
イフダン取引とは、「発注指値と決済指値の予約を同時に行う」注文方法です。
これをトラップを張るとも言います。
例えば、USDJPYで現在価格が110.00でイフダン取引を行う場合のイメージは以下となります。
Loop If Done取引の概要
イフダン取引を一定間隔で複数作成し、相場の値動きに合わせて発注、決済を繰り返す手法です。決済した後には、再度同じレートに予約発注を作成します。
即ち任意のレンジ内でロング/ショートを往復する相場において、細かな相場予測を行うことなく利益を積み重ねる取引となります。
主要機能・特徴
LIFDSS_EAは、お好みの設定でイフダン取引を行うEAです。パラメータの自由度を重視しており、様々な設定をトレーダー自身で設定し、ご自身のイメージする価格レンジの中央値・レンジ幅で稼働させることが可能なテンプレートEAとなります。
基本機能も充実しており、お好みでON/OFFができます。
レンジ中央値設定
レンジ中央値とは、イフダン取引の予約注文を行う際のベースとなる値です。
例えばUSDJPYで、110.00をベースとしているとご判断された場合は、レンジ中央値を110.00に設定することで、これを起点として予約注文を実施します。
本EAはユーザの指定したレンジ中央値より大きいレートに売り発注、小さいレートに買い発注という形で「逆張り」の発注を行うことで、レンジ中央値に収束していくと利益が出るように設計されています。
ハーフ&ハーフ
レンジ中央値をベースに、上下に売り/買い双方の発注を行う機能を「ハーフ&ハーフ」と呼んでいます。
「ハーフ&ハーフ」ではレンジ中央値をベースとして、売り/買い両方の予約発注を行いますが、「買い発注のみ(売買種別:Long)」「売り発注のみ(売買種別:Short)」をパラメータで指定することも可能です。
トラップ追尾
従来の取引レンジ(範囲)を越えて片方向に相場が偏っている場合、反対方向の予約発注をキャンセルすることで、相場方向への予約発注を追加作成することができます。
この仕様により、予約発注数を増やすことなく(必要証拠金を上乗せせずに)相場の変化に対応することが可能となります。
一方で、発注と逆方向のトレンドに合わせてトラップを追加することで、含み損が増加するリスクが発生するため、証拠金維持率に注意しながら運用を行う必要があります。
トレーリングストップ
トレーリングストップは、価格変動に応じてロスカットラインを変更していく手法ですが、LIFDSS_EAでは、注文の決済のタイミングで、トレーリングストップを実施するように設定ができます。
※トレーリングストップ自体は一般的な手法となりますので、ここでは説明は割愛します。
ご興味のある方は「トレーリングストップ」で検索して調べてみてください。
柔軟なパラメータ設定
LIFDSS_EAは、柔軟なパラメータ設定によりお好みの運用を行うことができます。
パラメータで設定できる内容を一部ご紹介します。
・買い発注のみ、売り発注のみ、買い/売り両方(ハーフ&ハーフ)の指定
・各ポジションの発注ロット数を設定
・レンジ中央値の設定
・トラップ本数の設定
・各トラップの作成間隔の設定
・各トラップの利確幅の設定
・トラップ追尾を行うか否かを設定
・トレーリングストップを行うか否かを実施
・トレール幅を設定
選べるFX業者
一般的にトラリピやLoop If Done取引を自動化する場合は、サービスを利用できるFX会社が固定されてしまいますが、LIFDSS_EAはKABUTO-Projectで対応している全ての海外FX業者で利用可能です。
詳細は次章のサービス比較でご説明します。
<対応している海外FX業者>
・XM Trading
・Titan FX
・FXGT
・FBS
・LAND FX
・TradeView
・HotForex
サービス比較
代表的なサービスとして、トラリピ®、ループイフダン®と比較をしていきます。
特徴的な部分としては、国内FXか海外FXか(必然的に追証の有無に関わります)、FX業者を選べるか否か(スプレッド、レバレッジ等を考慮して自由に選択できるか)という部分が大きく異なります。
トラリピ® | ループイフダン® | LIFDSS_EA | |
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
---|---|---|---|
FX業者 | 固定(マネースクエア) | 固定(アイネット証券) | KABUTO-Project対応の会社すべて |
レバレッジ上限 | 25 | 25 | なし(FX会社の規定に従う) |
スプレッド | 3.0-7.0 | 2.0-7.0 | 1.5-(FX会社の規定に従う) |
スワップ | あり | あり | あり |
追証 | あり | あり | なし |
ハーフ&ハーフ | あり | なし | あり |
トレーリングストップ | あり | なし | あり |
トラップ追尾 | なし | なし | あり |
値幅指定 | レンジ指定 | レンジ指定 | ポジション幅✖️ポジション数 |
参考バックテスト結果
LIFDSS_EAは柔軟なパラメータ設定により、利用されるユーザによって大きく結果が異なります。
しかし、既存ユーザ様よりLoop If Doneは運用をイメージできないとの声もいただいているため、運営チームで検討した通貨ペア、パラメータのご紹介及びバックテスト結果をご紹介します。
バックテスト設定値
主要バックテスト項目
バックテスト設定項目 | バックテスト設定値 |
通貨ペア | USDJPY |
---|---|
期間 | 2017/07/01 - 2020/06/30 |
初期証拠金 | 300,000円 |
主要パラメータ
パラメータ | 設定値 |
レンジ中央値 | 110.0 |
---|---|
ロット | 0.2 |
トラップ数 | 20 |
ハーフ&ハーフ | ON |
トラップ追尾 | ON |
トラップ間隔pips |
30 |
利確pips |
20 |
バックテスト結果
評価項目 | 結果 |
損益 | 5,324,270 |
---|---|
PF(プロフィットファクター) | 21 |
取引回数 | 1412 |
証拠金最大ドローダウン | 2,054,811(46.49%) |
バックテスト結果レポート(ストラテジーテスターレポート)
バックテスト結果に関するご説明
- レンジ中央に設定した110に収束する形で推移したことで、堅調に利益を積み上げた結果となりました。2021年2月現在のUSDJPYの相場は、104前後を推移している状態ですので状況に合わせて慎重にレンジ中央値を設定してください。
- Loop If Doneの特性である損切りせずに利確を待つ仕組みであるためプロフィットファクターは高い数値となっていますが、証拠金最大ドローダウンは200万円を超えており、初期証拠金とタイミングによっては強制ロスカットとなった可能性があります。従来よりLoop If Done取引を行われている方は認識いただいていると思いますが、30万円の初期証拠金で取引するにはリスクを伴いますので、含み損を持って運用する仕組みとご理解いただいた上で十分な証拠金を持って運用してください。
- 今回はわかりやすさを重視しUSDJPYの通貨レートのテスト結果をご紹介しています。テスト期間においてはJSDJPYの為替レートが安定していたため比較的安定したテスト結果となりましたが、レンジ中央値が安定している通貨ペアで運用いただくことでより運用が安定します。
※本EAはノウハウをお持ちの方向けのテンプレートEAとなります。
ツール初期値での運用、上記バックテスト結果を参考とした運用も可能ですが、あくまでも一例です。
ご自身の判断で適切なパラメーター設定をいただき運用をお願いします。
お申込
既にKABUTO-Projectの紐づけ口座をお持ちの方
紐づけ口座をお持ちの方(既にKABUTO-ProjectのEAをご利用の方)は以下リンクより「LIFDSS_EA」をご希望の旨お申込みください。
KABUTO-Projectの紐づけ口座をお持ちでない方
「LIFDSS_EA」はKABUTO-Project用の口座でのみ稼働するEAとなりますので、指定のリンクより口座開設をお願いいたします。
特にご指定がない場合はXMを推奨しています。
XMの口座開設リンク
XM以外の口座で運用を検討されたい方
下記記事内より利用したい口座をご選択いただき、指定のリンクより口座開設をお願いいたします。