KABUTO-ProjectのEAについて

EAの提供条件

KABUTO-Projectでは作成したEAを無料で提供しています。

EAを提供する前提条件は、KABUTO-Projectの紹介リンクから作成したMT5口座を持っていることのみとなります。

口座開設は無料で簡単に実施できますので、ご興味のある方は以下記事をご参照の上、口座開設後にお申込みをお願いします。口座番号でユーザ認証を行いますので、記事内のリンクより口座開設をお願いします。

また、お申込みは以下をご確認ください。
(既に口座開設をいただいている方は、必要なEAをご連絡ください。)

MT5はMT4のバージョンアップ版となり、MT4と比較して多くの優れた機能を実装しております。
 MT5の詳細については、今後別記事にてご紹介を予定しています。

KABUTO-ProjectのEAの特徴
無料での提供

KABUTO-ProjectのEAはいずれも無料です。
トレーダーの皆様はご自身の投資金をすべてFXの証拠金に充てることができます

放置での運用が可能

KABUTO-ProjectのEAは原則として常時稼働を意識し、自動損切等の機能を用意しています。

運用方法は自己判断ではありますが、EAに委ね放置しておくことも可能なつくりとしており、自動損切も加味した上でバックテスト上利益が上げられると判断したEAをリリースしています。

但し、一部のEAについては、テンプレートとしてご提供するEAのリリースも順次予定しており、手動での取引を前提としてバックテスト結果の提供がないラインナップもご用意があります。
別記事にて、優秀なEAの見分け方についてご紹介を行う予定です。

EA稼働環境について

EA全般に言えることですが、EAを常時稼働させるためにはPCを常時稼働する必要があります。自宅でPCを常時稼働しておくのに抵抗がある方は、VPS(仮想サーバ)の利用が必要です。EAの稼働環境についてご不明な点等ありましたら運営まで遠慮なくご相談ください。

KABUTOのご紹介

KABUTOは、レンジ相場向けのナンピンマーチンゲール型EAです。
既存のナンピンEAと異なり、自動損切や週末週明けの稼働停止などを
EAに任せることができるナンピンEAとなっております。

なお、「ナンピン・マーチンゲール」については、当記事の最下部にて補足説明を記載しています。

特徴的な機能
初期ロット自動調整

取引により証拠金が増えてきた際に、証拠金に合わせてナンピンのベースとなる初期ロットサイズを自動調整する機能を有しています。この機能により、加速度的に取引効率が向上します。
なお、初期ロット自動調整はパラメータ設定でON/OFFが可能です。

自動損切

ナンピン・マーチンゲール手法には、際限のないナンピンを行うとロスカットとなるリスクがあります
「KABUTO」はトレーダーの資金を守ることを第一に考え、戻りのない大幅なトレンドが発生した場合は一定の金額で自動損切を行うことで強制ロスカットを回避する機能を有しています。
なお、自動損切はパラメータ設定でON/OFFが可能です。

週末週明けの稼働停止

週末/週明けは、相場変動が激しくなる傾向があります。
この相場変動が激しい時間帯の取引を避けることは相場取引のセオリーとなっています。
このセオリーに則り「KABUTO」は、相場変動が激しい時間帯の取引を極力避けるために、新たな初期ロットポジションの作成を停止する機能を有しています。(ただし、停止予定時間に保持しているポジションは継続して取引を行います。)
なお、週末週明けの稼働停止はパラメータ設定でON/OFFが可能です。

稼働条件
通貨ペア EURUSD
時間足 M1(1分足)
推奨証拠金 300,000円
バックテスト結果
期間 2017/1/1 - 2019/12/31(3年)
初期証拠金 300,000円
純損益 5,474,224円
PF※ 1.74

自動損切が行われても長期的に見た場合に大幅な利益を見込めるよう、膨大なパターンをテストしたうえでロジックを組んでおります。
バックテスト期間中に何度か自動損切が発生していますが、最終的に数百万円のプラスとなっております。

※PFとは、プロフィットファクタ(Profit Factor)の略称であり、バックテスト結果における総利益/総損失の値を意味します。安定して高利益を出せるかどうかの一つの指標となります。

無料EA・FX自動売買ツールのKABUTO(カブト)バックテスト結果

KATANAのご紹介

複数の移動平均線を利用したトレンドフォロー型EAです。トレンド中の押し目、戻り売りを予測してポジションを作成し、ある程度の利幅を確保した後に利確します。また、トレンドではないと判断した場合には損切を行います。

複数の移動平均線を利用したトレンドフォロー型EAのエントリーポイント

KABUTO等のナンピンEAと異なり、根拠を持って利確・損切を判断するため大きな損切がない一方、ナンピンと比較すると取引回数が少ない(取引機会を厳選している)という特徴があります。

また、証拠金に応じた自動ロット調整機能を実装しています。

特徴的な機能
複数の移動平均線

複数の移動平均線を利用してトレンドを判断し、押し目/戻り売りのでポジションを持ちます。多くのパターンをテストし、KABUTO-Projectで最適だと判断した移動平均線の組合せを利用しています。

ロット自動調整

取引により証拠金が増えてきた際に、証拠金に合わせて適切なロットサイズに自動調整を行う機能を有しています。この機能により、加速度的に取引効率が向上します。
なお、ロット自動調整はパラメータ設定でON/OFFが可能です。

稼働条件
通貨ペア USDJPY
時間足 M5(5分足)
推奨証拠金 200,000円
バックテスト結果
期間 2017/1/1 - 2019/12/31(3年)
初期証拠金 200,000円
純損益 2,420,028円
PF※ 1.35

損切額の方が大きい傾向がありますが、損切と比較し利確の割合が多く、勝率によって収益が上がるテスト結果となっています。最大ドローダウンを小さくし、可能な限りリスクを下げるようロジックを組んでおります。

※PFとは、プロフィットファクタ(Profit Factor)の略称であり、バックテスト結果における総利益/総損失の値を意味します。安定して高利益を出せるかどうかの一つの指標となります。

無料EA・FX自動売買ツールのKATANA(カタナ)バックテスト結果

KISERUのご紹介

勝率重視のKATANAに対し、1取引当たりの利確額を追求したトレンドフォロー型EAです。
ロジックの考え方はKATANAと同じ考え方となりますが、より慎重にポジションを作成するため取引回数は控えめ設定しています。但しトレンドに乗れたと判断した際には複数のポジションを作成し利益の最大化を狙う点が特徴です。KATANAと同様、証拠金に応じた自動ロット調整機能を実装しています。

特徴的な機能
トレンド時ポジション追加

トレンドと判断した際に、利益の最大化を狙い追加ポジションを作成します。1ポジション目でトレンドを判断した上で追加ポジションを持つため、比較的少ないリスクで大きな利益を狙うことができます。

※その他機能はKATANAでも記載しているため割愛します。

稼働条件
通貨ペア USDJPY
時間足 M5(5分足)
推奨証拠金 200,000円
バックテスト結果
期間 2016/1/1 - 2019/12/31(4年)
初期証拠金 200,000円
純損益 1,460,004円
PF※ 3.54

取引回数は少なめですが、4年のバックテストでプロフィットファクタは3.54と現時点でKABUTO-Projectでは最も高い値となっています。
KISERUについては、取引回数が少ないこともあり、試行回数を考慮し他のEAでは3年としていたバックテスト期間を4年としています。

※PFとは、プロフィットファクタ(Profit Factor)の略称であり、バックテスト結果における総利益/総損失の値を意味します。安定して高利益を出せるかどうかの一つの指標となります。

無料EA・FX自動売買ツールのKISERU(キセル)バックテスト結果

NPSS_EAのご紹介

KABUTOと同じく、レンジ相場向けのナンピンマーチンゲール型EAです。

KABUTOは長期的な収益を意識した安全な運用ができる設定としている一方で、既存のユーザ様より「KABUTO以上に短期間で利益となるナンピンツールが欲しい」という要望を受け、お好みの設定で稼働できるナンピンEAを開発いたしました。パラメータの自由度を重視しており、様々な設定をトレーダー自身で設定し、ご自身のイメージするナンピン設定で稼働させることが可能なテンプレートEAとなります。

なお、NPSS_EAは、KABUTOに限らずナンピンEAをご利用したことがあり、運用のイメージを持っている中級者以上の方へのご利用をお勧めします。

なお、「ナンピン・マーチンゲール」については、当記事の最下部にて補足説明を記載しています。

特徴的な機能
柔軟なパラメータ設定

KABUTOのロジックをベースとして、様々なパラメータをトレーダーが設定することができます。
これにより、世の中にある多くのナンピンEAとほぼ同様動きをトレーダーのパラメータ設定のみで行うことができます。

主に特徴的なパラメータは以下の通りです。

  • 初期ロット
    ナンピンのベースとなる1ポジション目のロット数の設定
  • 初期ポジション利確pips
    1ポジション目を利確するpips数の設定
    (初期ポジションが最も取引回数が多くなる可能性が高いため設定を分けています)
  • ナンピン幅pips
    2ポジション目以降を追加する際のポジション間の幅の設定
  • ナンピンロット増加倍率
    ナンピンを行う際のポジションの倍率の設定
  • ナンピン利確pips
    2ポジション以上を保持した場合の最終ポジションの利確pipsの設定

※その他機能はKABUTOでも記載しているため割愛します

稼働条件
通貨ペア 任意
時間足 M1(1分足)
推奨証拠金 任意
バックテスト結果
期間
初期証拠金
純損益
PF※

NPSS_EAは、KABUTO-Projectで提供している他のEAとは異なり、ある程度の手動操作を要するため、バックテストでの成績確認は実施しておりません。
(設定したパラメータ通りの動作確認等のテストは実施しております。)

パラメータ設定については、前提知識なしに設定するのはかなり難しいと思いますので、NPSS_EAをご利用される方には利用マニュアルに加え、パラメータ設定後の動作をシミュレーションするためのツールをご用意しています。

(補足)ナンピン・マーチンゲールとは

ナンピン・マーチンゲールは一言でいうと、利確から遠ざかる度に追加ポジションを作成し、合計利益がプラスに転じたら利確する取引手法です。

KABUTO、NPSS_EAについては、ナンピン・マーチンゲール手法を活用したEAとなっております。

ただ、この説明は大雑把であるため、正しく理解するには、ナンピンマーチンゲールをそれぞれ理解する必要があります。

ナンピンとは

保持するポジションに含み損が発生した場合に、現在のポジションと同方向のポジションを更に持つトレード方法です。
含み損が出たポジションに同方向のポジションを追加する(平均取得価格を調整する)ことで、損益分岐点が浅くなり、含み損が含み益に転じるまでに必要な値動きが小さくなります。

ナンピンについての説明

マーチンゲールとは

投資で損失が発生した場合、元の金額の倍額を出資して再度投資を行う手法で、ギャンブルの世界で言う「倍ブッシュ」のイメージです。
元の倍額を追加する(平均投資額を上げる)ことで、追加投資によって発生する利益がそれまでの損失を補填することが期待できます。

マーチンゲールの実用例
  • 勝率50%のゲームを行う
  • 買った場合は投資額の2倍の金額を受け取ることができる
  • ゲームに負けた場合、次ゲームにそのゲームの投資額の倍額を投資する(マーチンゲール手法)
  • ゲームに勝つまで上記を繰り返し、勝った時点でゲームを終了する
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<結論>

1回でも勝利すればトータル収支がプラスとなります。
また、10回戦まで負け続ける確率は0.1%のため、このルールでゲームを行うと、最大10回戦までの間に99.9%の確率で利益を得ることができます。

ただし、FXにおいては証拠金とどこまで戻して利確するかの勝負となりますので、ギャンブルのような勝率50%の世界とは異なることを意識する必要があります。

ナンピン・マーチンゲールによる取引

「ナンピン」の概念に「マーチンゲール」手法を取り込み、ナンピンポジションのロットを倍にしていく手法です。ナンピンのみのトレードと比較して、平均取得価格をさらに抑えることができます。
保持しているポジションの合計含み損が含み益に転じたらすべてのポジションを利確することで、レンジ相場が継続している状況で安定して利益を積み重ねることができます。

KABUTOは2倍でポジションを増やしていきますが、NPSS_EAについてはより柔軟性を増すために2倍以外の値に設定することもできます。

ナンピン・マーチンゲールによる取引

ナンピン・マーチンゲールのリスク

ナンピン・マーチンゲール手法での取引は、一度のトレンドでロスカットとなるリスクがあります。

トレンドはいつかは終わりを迎えるものですが、必ず一定の範囲(レンジ)で収まるとは限りません。
KABUTO、NPSS_EAに限らず、一般的にナンピン手法は含み損がプラスに転じるまで繰り返しポジションを作成し続けることが前提となるため、戻しのないトレンドが発生した場合、各ポジションの含み損が膨らみ有効証拠金を上回ると強制ロスカットとなります。
(正確にはFX業者毎にロスカット対象となる証拠金維持率が異なります。)

よくあるナンピンEA

レンジ相場であれば継続的にコツコツと利益を積み重ねるために一見安定してプラス収支となるEAに見えることから、上記リスクをはらんだEAをあたかも優良EAとして配布している業者も多く存在しています。

実は我々KABUTO-ProjectメンバーもFX初心者だった時期に他団体が提供するナンピン・マーチンゲール手法のEAで大きな損失を出したことが何度かあります。「下手なナンピン、素寒貧(スカンピン)」といった相場格言もあるくらい、無計画なナンピンは危険な手法として知られています。そして巷ではまさにこの下手なナンピンを行うEAが大量に出回っているのが現状です。

KABUTO-ProjectにおけるナンピンEAの考え方

ナンピン・マーチンゲール手法はリスクもありますが、7割はレンジ相場といわれているため一定の強みがあります。

ナンピンEAはよく言う「コツコツドカン」(コツコツと積み上げてきた利益が一回のロスカットによってドカンとなくなることを指す総称)というイメージが付きまといますが、ご自身の知識・経験に合わせたツール選びが肝要です。
「ドカン」を減らすのは
 ・ファンダメンタルを見てトレーダー自身で危機管理ができるか
 ・根拠を持った損切できる知識があるか

に依存します。

多くの業者は「勉強不足」としてこれらの問題を片付けてしまいます。

もちろん、投資は自己責任ですので勉強は行う必要があることは言うまでもありませんが、KABUTO-Projectではこれに加えて
 ・「ドカン」を最小限にするための自動損切
 ・知識状況に応じて選べるKABUTOとNPSS_EAというラインナップ
 ・KABUTOについては、長期目線で見て(放置しても)プラスにするために
  損切をできるだけ減らすための膨大なテストとパラメーター設定
等、経験が少ないトレーダーでも扱いやすい機能を用意しています。

まとめ

本記事では、KABUTO-Projectで記事更新日時点でリリースしているEAとして、KABUTO、KATANA、KISERU、NPSS_EA(リリース順)のご紹介をしました。

可能な限りトレーダーの皆様に寄り添った開発・サポートを行うことを信条としており、今後も随時「新EAの開発」、「既存EAのバージョンアップ」を実施してまいりますので、是非運用をご検討いただければと思います。

できるだけ利益を出せるEAを作成しているつもりではありますが、あくまでも投資は自己責任です。
本記事のテスト結果も、あくまでも記載期間内の相場での収益であり、収益をお約束するものではないことをご了承の上お申し込みください。

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